惑わしの5days
冴城君がハハッと笑って言った途端、私は自分が今1番しなければいけない事を思い出した。


「ごめんなさい冴城君!物凄く失礼な事しちゃって、本当にごめんなさいっ!!」


くるまっていた布団をはね除け、ベッドの上で思いっきり頭を下げた。


許してくれるかなんて、分からない。


ただ私は、絶対的にこの人に謝らなきゃいけない立場の人間なんだ。


「ちょっ、顔上げて下さいお姉さん!!」


「ムリ!!だって私、とんでもない事したんだよ!?姉妹揃ってアナタ達3人に、どれだけヒドイ事したか……っ」


「ヒ、ヒドイ事??」
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