惑わしの5days
「ふ……ふぇっ……!!冴城君………!!」


「うおっ!」


大泣きしながら目の前の冴城君に抱きつくと、反動で2人もろともベッドに倒れそうになった。


しかし冴城君がどうにか持ちこたえてくれて、私は冴城君の胸の中に収まる。


「なってもいいの?わ、私、冴城君の彼女になってもいいの?」


冴城君の胸元を握りしめて顔を見上げると、なぜか真っ赤な冴城君と目が合った。


「なってもいいよ。つーかなってよ。ずっと大切にするから」


なんで赤いの?と疑問に思ってると、ギュッと優しく抱きしめられた。


ああ、本物だ……
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