惑わしの5days
“えっ?”とポケッとしていた次の瞬間には、私の両手は光の両手にガッチリと包み込まれていた。


「お願い栞!!私に成り済まして、私の代わりに冴城君との勉強会受けてっ!!」


「ハ……ハァ~~~~ッ!?」


い、いきなり何を言い出すのよこの子は!


わ、私が光に成り済まして、光の代わりに冴城君との勉強会を受けてぇぇ!?


「何言ってるのよ光!そんな事出来るワケ無いじゃない!アンタが赤点取ったんだから、光が勉強見て貰わないと意味無いんだから!!」


もちろん私は、直ぐ様断りの言葉を光に返す。


冗談キツ過ぎるよ!!
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