惑わしの5days
多分この子、私にこう言われるの分かってて、予め答え考えてたんだ!!


自分の妹ながら、そんな事考えるヒマがあるなら勉強しろと思う。


ここまでブッ飛んだ事を考える光に呆れていると、深々と頭を下げられた。


「お願い栞!私だって人の事言えない位おてんばな性格だって分かってる。だけどどうしても、冴城君のあのテンションにはついて行けないのよ!!」


“怖い人ではないし、他のクラスメイト達も皆いい人だから!”と、光は八の字マユで私に訴えかける。


呆気に取られていた私は、段々心が揺れ始めてきてしまった。


冴城 想兵か……
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