惑わしの5days
そうのほほんと言っている睦杜ちゃんの笑顔のお陰で、私はホッと肩にのし掛かっていた緊張を降ろす事が出来た。


睦杜ちゃんは光と同じ位の長さの茶髪で、この学校の生徒の中で私と光の入れ替わりの事を唯一知っている。


「下駄箱の場所分からないの?光の下駄箱はこっちだよ」


「あ、ありがとう睦杜ちゃん!」


睦杜ちゃんに案内されて、ようやく上グツに履き替える事が出来た。


「そんでもって、我らが3-Aはこっちだから!まぁ栞ちゃんなら今日1日でルート覚えちゃうんだろうけど!」


「ご、ごめんね睦杜ちゃん…迷惑ばかりかけて」
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