惑わしの5days
だって勉強中に私が分からない話題が出ても、私1人で対処しなきゃいけないって事じゃない!!


ドラマとかの話ならまだ分かるけど、この学校での出来事の話題とか出されたら……これまた誤魔化し切れる自信も無い。


なるべく、会話せずに済む様にしなきゃ………


「田薮?どうした?ボーーッと突っ立って」


「あっ、何でもない!ごめん!」


色々考えていたら、冴城君はもうすでにイスに腰かけ下から私の顔を覗き込んでいた。


私も慌てて、冴城君の向かい側のイスに座る。


ノートや筆記用具を出し終わると、冴城君の講義が始まった。
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