惑わしの5days
「イヤ……なんかいきなり顔色悪くなったから、疲れたのかなぁーーー…って思ってよ」


ポカンと呆気に取られていた私の心を見抜いたのか、頬杖をつきながらそう言う冴城君。


「もしかしたら具合悪いのか?だったら保健室に……」


「ち、ちょっと待って冴城君!!わ、私大丈夫だから!!」


冴城君がイスから立ち上がりかけたので、慌てて止めに入った。


多分…私、自分や光の事を責めている内にドンヨリモードになっちゃって……それで冴城君、私が具合悪いって勘違いしちゃったんだ……


ああもう何やってるの私ったら!しっかりしなきゃ!
< 76 / 323 >

この作品をシェア

pagetop