惑わしの5days
自分の時間を割いて光に勉強教えてくれてる冴城君に、これ以上迷惑かけちゃダメだよね。


「本当に大丈夫なのか?」


「う、うん!大丈夫だよっ!!」


強引に誤魔化し切る様に、満面の笑みを冴城君に向けた。


「そっか、安心した。まさか具合悪くなったんじゃなくって、オレとの勉強が嫌なのかと思ったんだけど……つまんねぇんだったら遠慮なく言えよ」


「!?冴城君何言ってるの!?つまんなくなんかないよ!」


ホッとしたのも束の間……予期せぬ発言に、図書室だというのに思わず大声を上げてしまった。


まぁ、私達以外は誰もいないんだけど。
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