惑わしの5days
ダテに私達は生まれる前から一緒にいた存在じゃない。


私が光をよく知っている様に、光も私の事を知っているハズ。


「あ、ありがとう栞!さすがお姉様ーーー♪」


「ちょっとくっつかないでよ!私着替えてくるから!」


今度は嬉し泣きして抱きついて来た妹を引き剥がし、自室に着替えに行った。


まったく…この入れ替わりが5日間バレなかったとしても、私には殆どメリット無いのに……


それでも『やっぱりムリ』って言えない私は、どこまで光に甘いんだろう……


「にしても栞のクラスメイトって、やっぱりマジメな人多いね」
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