キミノソラ
「もう、嘘はやめてよ。本当の事言ってよ。」



「ユイがそこまで言うなら仕方ないわね。ソウくんは病気なの。お母さんはそこまでしか知らないから、詳しく知りたいなら今度ソウくんのお母さんに聞いてみなさい。」



「ソウが病気なんてヤダよ…。信じたくないよ…。」



子供のように泣きじゃくるあたしをお母さんはそっと抱き締めてくれた。



「この瞬間もソウくんは病気と闘ってる。だから、ユイは泣くんじゃなくて応援してあげなきゃ。ソウくんが病気に勝てるように。」
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