キミノソラ
その夜、オレは病室の小さな窓を開け星を眺めた。



運悪く、流れ星は見えなかった。



だけど、オレは気にせず夜空に浮かぶ星に向かって願った。




「二人の夢が叶いますように。」



って。



オレには、ユイの夢は分からない。



今、オレと同じように会いたいと思ってくれているかも分からない。



でも、どんな夢であってもユイに叶えてほしいから。



オレはそう願った。



オレの夢はもう一度ユイに出会って恋をすること。



もし、2人が運命ならば。



きっともう一度会えるから。



だから、オレはその日まで頑張るよ。



ユイを好きと言えるまで。
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