99%の涙
―屋上―

私達は屋上に着きお弁当を広げた。「んじゃいただきます」

「どうぞ」私は少し緊張気味の声で言った。直樹君は最初卵焼きに手を付けた。





味どうかな…?もしまずいって言われたら…あぁ~‼どーしよ!立ち直れないかも…







「味…っど、どうかな…?」私は少しびくびくしながら直樹君に声をかけた。


「うん。おいしい」とにっこり笑顔で言ってくれた。「ホントに??」


「うん。瑞穂って料理できたんだな」と言いながらウィンナーやポテトサラダに手を付ける。


よかったぁ…‼私は心の中で2度目のガッツポーズをした。



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