死神のレシピ
そしてフォークで小さく切り分け、お好み焼を口に運んだ



アントニーはお好み焼を口の中で味わうように、ゆっくり食べた



私はドキドキしながらアントニーの言葉を待った



アントニーは私の方に振り向いた



何て言われるんだろう?ドキドキ



「美味しいよ!
本当に美味しいよミーシャ。」



言葉通りアントニーはお好み焼を次々に口に運んで、あっという間に完食してくれた



「あ~美味しかった
こんなにお腹いっぱい食べたの
いつ以来だろう。」



とても満足そうなアントニーを見てたら



なんだか私も嬉しくなってきた



あれ?これって、昔アントニーが私に言ってた事だ



それを思い出して私は一人で笑っていた




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