死神のレシピ
「あ、そうだ
代金を…。」



「お金はいいです。」



「ここまでしていただいて
それは駄目です。」



アントニーはそう言った父親の言葉を無視して封筒を差し出した



「露天商のロニーさんが
住み込みで働いてくれる人を
探しています。
ここに紹介状が入っています。
よかったら明日にでも
行ってみてください。
ロニーさんはもう歳だから
きっと歓迎してくれますよ。」



「どうして…。」



父親は心の底から驚いているようだった


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