死神のレシピ
私の前に料理を置くと



アントニーは向かい合わせの席に腰を下ろした



「わあ~今日も美味しそう~!」



「さあ、食べて。」



「うん!」



大きく返事をして、早速料理を食べ始める



う~ん最高~!



やっぱりアントニーの料理は最高に美味しい



「死神の仕事は
上手くいってる?」



「全然ダメ。」



私は食べ物を口いっぱいに頬張りながら、そう答えた



「最近は医学が発展して
人がなかなか死ななくなったからな…。」



私の何気なく言った一言に



アントニーは



「まるで人が死ぬ事を
望んでるみたいな
言い方だね。」



と、不満そうに言った



「うぐっ…!」



私は驚いて食べ物を喉に詰まらせてしまった


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