死神のレシピ
「似てるんだミーシャが…。」



え?私が似てる?誰に?



もしかして…



昔の恋人とか?



「昔飼ってた猫に。」



私は飲んでた水を噴き出した



「ね、ねこ~?
何それ~!」



アントニーはそんな私に



「いや猫って言っても
凄く可愛らしい猫だったんだよ。」



と、フォローにもなってないフォローをした



ま、まあ凄く可愛い猫だったらいいか



って、そんな訳無いでしょ!!!



でも心の中とは裏腹に



「へ、へえ~
そ、そうなんだ~…。」



と、笑顔で言葉を返した



所謂、大人の対応ってやつだ



アントニーに大人の女の余裕を見せつけてた



でも笑顔が相当引きつってたみたいで



それを見たアントニーは苦笑いだったけどね


< 39 / 125 >

この作品をシェア

pagetop