死神のレシピ
そして私の楽しい時間は、あっという間に過ぎていった



「あ~お腹いっぱいだ~
そうだ!
毎日ご馳走になってるから
掃除していくよ。」



「いいよ、そんな事しなくて
ミーシャは死神の仕事が
あるんだから。」



「いいって、いいって。」



私はホウキを取り出して勝手に掃除を始めた



「なんか悪いね
ありがとう。」



べ、別にアントニーに“ありがとう”って言ってもらう為にやってる訳じゃないし



こ、これは私の感謝の気持ちだし



でも



本当はアントニーが喜んでくれて



凄~く嬉しい…へへへ



私は心を込めて一生懸命に掃除を続けた



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