死神のレシピ
「前々から不思議に
思っていたんだけど
どうしてアントニーは
人を雇わないの?。」



「人を雇うお金が無くて…。」



「それにもっと
広い所でやればいいのに
アントニーの料理は美味しいから
絶対お客さんいっぱい来るよ。」



「うん、そうだね
いつかはもっと大きいお店を
持てたらいいね。
その時はミーシャも来てくれる?」



「うん!
絶対行く!」



大きなお店でアントニーが料理をしている場面を想像してみる



そこには大勢のお客さん



みんなが笑顔でアントニーの料理に舌鼓を打っている



想像してたら、なんかワクワクしてきた



いつか本当に実現出来たらいいな



「絶対行くから!」



私はもう一度、そう言ったんだ


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