死神のレシピ
アントニーはお酒の匂いがした



よく見ると、そこらじゅうにお酒のビンが転がっている



「アントニー何があったの?」



「ミーシャか…
ははは…ミーシャの言う通りだったよ…
ブレンダはお金持ちと
街を出て行ったよ…ははは…。」



アントニーはそう言いながら手に持っていたお酒を一気に飲んだ



私はそのお酒を取り上げた



「そんなにお酒を飲んだら
体に悪いよ。」



アントニーはニッコリ笑って、再び話し始めた



「俺はね
それで良いと思ったんだ
ブレンダがそのお金持ちと
幸せになるんなら
それで良いと思ったんだ。」



私は何も言わないでアントニーの話を聞いていた


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