心の扉
ある日のことだった。

一家4人で 食事をとろうと リビングに集まった時だった。 「いただきまぁす」兄と私が 箸をとろうとした時だった。

父の様子が変だ。 右手で箸をとろうとするが 「握れない」と言う。 しゃべり方がおかしい。

「は…し にぎ…れな…いぃ」 そう言うと 父が目を閉じて 横に倒れた 母は救急車を呼んで 父は病院に運ばれた。

ベッドに横になって 酸素ボンベをする父。 母と私はそのとなりで 父を見守っていた。

すると 病室に主治医が 父の様子を見にきた。

主治医は母と私を呼び出して 診察室へ向かった。
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