心の扉

学校に行こうと 制服に腕を通すと 吐き気がした｡ 一日中トイレに行きっぱなし｡ 両親は私を見ていて 叱ることしか してはくれなかった…｡

食事も喉を通らない｡ 学校までは自転車で 30分かけて通っていた｡ 両親が車を持っていなくて 雨がひどい日には タクシーで学校に 通うこともあった｡

そうゆうことも 今思えば いじめられた原因だったんだ｡

自転車をこぐことができない… ハンドルを握る手が震える… 頭痛がして 座りこむほど 痛かった…｡

私を見ていた両親は ｢そんなの言い訳よ 早く学校に行きなさい!!｣ 怒鳴られて 泣きながら学校に通った｡

校門をくぐれたものの クラスに入ろうとすると 足が止まる｡

私の存在に気づいたクラスメートは 私を睨んでいた｡ クラスメート全員が 私を睨む…

私はその場にしゃがみこんで 泣いてしまった…｡

すると 聞こえてきたのは… ｢二度と学校になんか くるんじゃねぇよ!!｣

クラスメートの男子が私にそう言って 私の目の前のドアを閉めた…

私は泣きながら立って 自宅に帰った