冷酷彼氏の憂鬱
○俺のモノなんだが
トボトボと歩いて帰っていると、前方に2つの人影があった。
――里倉にキスしていた女にモテモテな先輩と、里倉自身だ。
親しげに会話している。
カァーッと頭に血がのぼるのが分かったが、それを抑えられるほど大人じゃない。
気が付いた時にはすばやく2人に駆け寄っており、間に入り込んでいた。
「あれ?君は確か――」
「里倉に近付かないでください」
先輩は突然現れた俺に驚いた様子を見せたが、スッと笑顔になる。
――里倉にキスしていた女にモテモテな先輩と、里倉自身だ。
親しげに会話している。
カァーッと頭に血がのぼるのが分かったが、それを抑えられるほど大人じゃない。
気が付いた時にはすばやく2人に駆け寄っており、間に入り込んでいた。
「あれ?君は確か――」
「里倉に近付かないでください」
先輩は突然現れた俺に驚いた様子を見せたが、スッと笑顔になる。