甘い体
優しくしないで・・・・
もう、ダメ・・・・
ノリの腕から逃れる。
「ヤダっ」
振り返るとびっくりしたノリの顔。
「ゆ、い?」
「やだぁ・・」
涙が流れ落ちる。
たぶん、私の顔、ぐちゃぐちゃ。
「どうしたの?結衣?」
私の腕をつかんで引き寄せる
「いやぁ・・・・」
暴れる私をギュっと抱きしめる。
「結衣?落ち着いて?」
もうあかん・・・・
これで終わり・・・・
ノリに抱き上げられ、ベッドに戻る。
ベッドの脇に座ったノリは私をひざの上に乗せる。
目が会うと、優しく笑い涙の流れる頬に触れる。
こんなノリも私だけのものじゃない・・・
そんなこと考えると余計に溢れ出す涙。
「ふぇ・・・」
ノリの首に抱きついた。
「結衣~?どした?」
優しい声。
ヤダ。
イヤだよ・・
「イヤ・・・」
小さな声で言う。
「イヤだよ・・・・・」
「ん?」
私の体を少し離し、顔を覗き込むノリ