甘い体

あったかい紅茶を出されて、少し離れて座る。


それがいい。


近くに座られたら俺、即効手ぇだしそうだし・・・


俺の話を楽しそうに聞いたり、


地元の自慢をしだしたり。


どうして東京に来たのかとか。


東京のココに行って見たいっとか。


キラキラした結衣の笑顔が可愛い。



俺、この子となら真面目に付き合えるかも。



あれ・・・?


俺が話し出して、相槌がなくなったと思ったら


「寝てるし・・・」


ぱっと時計を見る。


1時か・・・


タクシー拾って帰るか。


そう思い、結衣をベッドへ運ぶ。


抱き上げたとき、俺の耳元で聞こえる結衣の寝息。


軽いし、やわらかいし、いいにおいするし・・・・



ベッドに結衣を寝かせ、離れようとすると、結衣の手が俺に絡みついた。



「ん・・・・」


寝息と一緒に聞こえる結衣の吐息。


ダメだ・・・俺・・・・・








気づいたときには、キスしてた・・・・


それからは理性が残っていなかった。



寝込み襲うなんて最低じゃん・・・・・・



結衣の体は綺麗で。


思ってたより、胸でかいし・・・・


高い、可愛い声。


もっと聞きたい。
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