甘い体
そのまま、結衣に連絡できないまま、授業や課題、バイトに追われる。
結衣に会いてーし・・・・
怒ってるかな?
あんな手ぇ早すぎる男、相手に出来ない!とか思われてたりして・・・・・
はぁ・・・・
やっぱ、部屋なんか上がらなけりゃよかった。
いや、でもあの可愛い顔に誘われたら・・・・・・
断れねーだろ・・・
授業が終わって、今日はバイトが休みの日!
結衣に会いに行こう!
って・・・・
なんて会いにいけばいい・・・?
はじめて会った店で、オムライス食べながら「おいしい!」って可愛い顔してたっけ・・・?
あの顔、超好き。
よし、作ろ!
コレが口実。
スーパーで買い物し、結衣の部屋へ!
「よ!」
玄関を開けた結衣は固まったまま。
強引に部屋に入り込み、料理の準備を始める。
「結衣~、米は?米」
そう、普通に話しかけても回答が返ってこない。
振り向くと、涙目の結衣。
え・・・・追い出される???
すると、勢いよく抱きつかれた。
え?えぇぇえ?!
びっくりする俺。
「あっ、あいたかったぁっ」
涙声で小さく言った結衣。
俺も会いたかったんだって。
よかった。
結衣も同じ気持ちだった?