カタチ~shape of love





「おっはよ〜!」





ミカが、次の駅で乗り込んできた






ノブは、アキラから聞いたらしく…初詣に連れてた男の話をしてる






私は、なんだか上の空だったけど





辛うじて、笑いながら頷いた






なんとか、切り換えなくちゃ





そう思い…なんとなく、携帯を見た




すると、新着メールの通知があった




アキラからのものだった…




内容は、大学受験が終わったら、こっちに来ないか?と書いてあった




旅費は、アキラが出してくれるらしい…




卒業のお祝いに…そんな言葉と一緒に




正直、現実逃避したい気分で




ノブの居る所には、居たくなかった





もう…何もかも忘れてしまいたかった





だから、すぐに行くと返信した




すべて…終わらせる為に…






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