カタチ~shape of love
アキラは、静かにコーヒーを飲んでる
私は、あまりコーヒーは得意ではないけど…それを知ってか、アキラが砂糖を多めに入れてくれて
それに、口をつけた
公園を行き交う人達を眺めながら、2人共沈黙していた
「…話があるんだろ?俺に…」
目は合わさず、そう問いかけるアキラに…怯みそうになった
「……………」
言葉が全然浮かんでこなかった
「もういいって…言葉選んだって結果は同じだろう?サキの言いたい事がどうゆう事かぐらいわかってる。」
全てお見通しだと、依然、こちらは見ず前を向いたまま言われ…それでも言葉が出てこなくて
かわりに、違うものが頬をつたう…
”ごめん”
絞り出した言葉は、声にならなかった…
けれど…
「わかった…」
アキラは、私の頭に手を置いて…静かに、そう呟いた