カタチ~shape of love
「お前が、兄貴と付き合って…それでも、普通にしなきゃなんねぇし…なんで兄貴なんだよ……」
ノブは、頭を抱えて下を向いてる。
それでも私は、何がなんだかわからずに黙って突っ立っていた。
ノブは、それ以上何も言わず…ただ項垂れるだけだ。
私は、心配になり…ノブに近づいて
「ねぇ…ノブ…?」
肩に手を置こうとした瞬間
突然、ノブは立ち上がり
「悪りい…今日、やっぱりパスさせて」
そう言い…そのまま、出て行ってしまった。