愛というキモチのカタチ。
「お前さ、会社で結構言い寄られたりしてんのか?」


…言い寄られたり?
してないけど。っていうか梶課長が初めてだし。


首を振ると急に手首を掴まれる。


「正直に話せよ。」

「え、だってホントだもん。今日だっていきなり梶課長に言われてビックリしたくらいなのに。」



きゅ、と強めに握りしめるその大きな手のひらの熱がどんどん身体中に広がっていく。

欲しくなる。


その熱が。

その愛が。
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