愛というキモチのカタチ。
「で、ここに連れてきたってことは如何いう事か分かるよな?」
ポン、と投げ出された身体はベッドで小さくバウンドする。
「奮発したからな、スプリングかなり効いてるぞ。
・・・試すか???」
「試さない!!!」
何なんだ、ソレ。
「俺は試したい。今日は色々あって落ち込んだり怒ったりしたからさ…俺はお前で癒されたい。」
ゆっくりと髪を撫でるその手は優しくてあったかくて。
小さい時から何も変わらないのに何かが違う2人の間。
「このは…」
唇が触れ合うくらい近くで名前を呼ぶ声。
「愛してるよ。幸せになろう。」
その一言で全てが上手くいくんじゃないかってくらい、しっかりとした気持ちがそこにはあった。
「うん…」
頷きながら彬のキスを味わう。
甘く、とろけるような時間の始まりを感じながら…。