愛というキモチのカタチ。
「ホントにごめん。」


もう一度繰り返した。


はははは、と軽く笑う声がして顔を上げた。

「メッチャ否定したな〜!マジ好きだったのにさぁ〜!!!」



ニコッと笑う彼の目に薄っすら涙が滲んでいた。


「ま、イイよ。まだまだ若いしさ、旦那、結構年上だって高杉から聞いたよ。
しゃぁないから譲るわ、お前の事。

・・・でも・・・」


笑顔が消えた・・・。


「でも、まだ好きでいてイイよな?
他に好きな子出来るまででいいからさ・・・」


俯いた杉浦の目から、涙が一粒落ちた。


「うん・・・うん!!」


泣きそうになってきた。

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