愛というキモチのカタチ。
気付いてなかっただろうな。
小さなお前を守るように毎朝電車のなかで腕を伸ばして触れないようにぎりぎりの所で立っていた俺が、毎朝ドキドキしてたこと。
ダメだ、俺の気持ちは父性愛と同じだ、と言い聞かせて制御して。
それをある時、このはが1人の男に抱きしめられているのを目撃した瞬間、爆発したんだ。
奪われたくない。
泣いても嫌がられても俺のものにする!
…って無意識のようにホテルに連れ込んだ。
後は、今に至るような流れになったけれど。
震えるこのはの身体を抱きしめた時、もう離すものかと思ったなぁ。