愛というキモチのカタチ。
「どれだけ彬ちゃんと会うの楽しみにしてたかわかってる⁉︎
なんでアタシだけを見てくれないのよぅ…」
背中をトントンされて。
「なんで彬ちゃんのまわりには美人ばっかりなの〜。」
「お前だって美人だよ。知らないのはお前だけだ。」
ため息ひとつ吐くと、彬は静かに答える。
「果歩のことはもう癖みたいなもんなんだ。あいつとは高校の時から知り合いだし…まぁ色々あって良い事も悪い事もお互いに知ってるからさ。
お前の前では自重すべきだったな。ごめん。」
ふわふわの髪をゆっくりなでて。