愛というキモチのカタチ。
不安なのだ。


結婚の約束をしたのに何も変わらない毎日に。


愛されれば愛される程、自分でいいのだろうかと悩む。


「このはさんがどうあれ、川藤さんはあなたを離さないわよ。
諦めたら?」

それは…そうかもしれないけど。


「ずっとずっと片思いだったから、どうしたらいいかわかんないんです、アタシ。」


「幸せな悩みね。大丈夫よ。それだけ愛されたら女の子は綺麗に生まれ変わるんだから。」


浴衣のお尻をトン、と叩かれる。


「くびれたウエスト、かわいいお尻、色白で肌がつやつや。
それだけでもうらやましいのに、大きな目、ぷっくりした唇。

リスって感じね。

かわいいかわいいって川藤さんが言うのもわかるわ。


さ、彼氏にこの可愛い姿を見せにいきましょ!」


香織に手を引かれ、彬のもとへ。
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