愛というキモチのカタチ。
「髪型変えただろ?メイクも。
すげぇ可愛い。ヤバいくらい可愛いよ…。」



…気付いてたの?
何にも言わないから気付いてないものだと思ってた。


「彬ちゃん…」


「だから、俺が嫌なんだよ。お前を誰かに盗られるんじゃないかって落ち着かないんだ。」


こんなに甘いコト言う人でしたっけ?
サラッと馬鹿にしたりグサっと本当のところを突いて来たりっていう、意地悪な人のはず。


「だから駅前ならって思って。」

「ん…わかった。彬ちゃん、ありがと。チョットっていうか…すっごく嬉しい。」


助手席で俯くしか出来ない。


彬ちゃん、甘くなったなぁ。


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