あたしと3人の王子様*





祥太の好きな人がわかり、ルンルンな気持ちで愛花の家に到着




―――ピンポーン




「……?」




あれ? 誰もいないのかな?




でもさっき、いつでも来ていいって言ってたよね?




どこに行ったんだろう…?




ピロリロリーン♪




そんなとき、タイミングよく愛花からの電話が




『あ、花?もう家着いちゃってる?』

「さっき着いたよ!どこにいるの?」

『今、近所のコンビニ向かってるから花も来て!』

「はーい」




なんだ、コンビニ行ってただけか




心配して損しちゃった




あたしは近所のコンビニに行くため、足を動かした









遠くの方に、コンビニの看板が見え始めてきた




「あれ、花じゃん!」

「遥斗!」




学校帰りであろう…制服姿の遥斗だった




「花の家ってここらへんじゃなくね?」

「あ、今日は愛花の家で泊まりなの」

「なるほど!さっきそこのコンビニに愛花いたぜ?」

「そうなんだ!じゃあ、またね!」




遥斗に手を振って、別れを告げた




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