あたしと3人の王子様*
あ……
「遥斗、ちょっと待って!」
「んあ?」
突然呼び止められた遥斗はかなりのアホ面で、こっちに顔を向けた
「実は、祥太の好きな人がわかったの!」
「えぇ!?マジか!だれだれ!?」
遥斗はあたしに駆け寄り、目を輝かせてきた
「あのね、確信したわけじゃないんだけど、祥太からヒントもらって、絶対この人だと思うの!」
「おぉ!…て、だから誰!?」
あたしは遥斗の耳の近くで、祥太の好きな人の名前を言った
「……えぇ!?意外!」
「でも、長年の付き合いがあるあたしが言うんだから間違いないよ!」