あたしと3人の王子様*




祥太が自転車をこぎ始めた




……あれ?




スピードは速いけどこの前みたいに揺れない




気を使ってくれてるのかな…?










「あっぶねー、間に合った」

「ありがとね」

「いーえ…つーか、密着しすぎなんだけど、あちぃ」

「あ、ごめん」




祥太は本当に暑かったのか、耳が真っ赤だった




そんなに暑かったのかな?




今日は風もあるし気持ちいいのに…




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