あたしと3人の王子様*
愛花に気づかれないために1回家に帰ってから会おうって、遥斗と約束した
「じゃ、またねー」
「ばいばーい」
「またな!」
校門で愛花と遥斗と別れた
今日は祥太も帰るの誘ってこなかったし、気が楽だな~
―――チャリンチャリンッ
突然、後ろから自転車のベルの音が聞こえた
反射的に体が反転した
「乗ってけよ」
「…朝も乗っけてもらったしいいよ」
「遠慮すんなって」
遠慮するよ……自分は気持ちがないのに好意を持ってくれてる人に甘えられない