あたしと3人の王子様*
ケータイをポケットから出して遥斗にメールした
遥斗からの返信は一分もしないうちに返ってきた
内容は、『まだ?』っていう一言だけのシンプルなものだった
まだ?って…あたしもういるけど!?
もしかして公園間違えた?
いやいや、そんなはずない!
一応、『もういるよ?』って返信しておいた
あー、日差しが暑いー
顔は焼けたくなかったから下を向いていた
「…花?」
―――え?
パッと顔をあげると―――