あたしと3人の王子様*
あたしの気持ち
次の日、学校帰りの颯ちゃんが来てくれた
「大丈夫?」
「うん」
やっぱり、颯ちゃんの雰囲気が好きだな
「なんか久しぶりだな〜」
確かにそうかも、
あの日、夏帆先輩と歩いてるのを見た日から会ってない
「颯ちゃん、カノジョできたんだってね。おめでとうっ」
ちゃんと笑えてるかな?
「あたしねっ、颯ちゃんのこと好きだったんだ…」
うわ、泣きそう…
「……花」
「ごめんね、こんなこと言われても迷惑だよね!…あんなステキなカノジョさんがいるんだから」
なんかもう、自分嫌い
「花!俺の話聞いて!」
颯ちゃんの言葉でハッとした