あたしと3人の王子様*
「じゃあお兄ちゃんは祥太かな〜」
「……」
「もうわかってるだろ?祥太への気持ち」
それはね、結構前からわかってた
ズルズルと引きずっていたのは
あたしのせい…
「祥太のやつ、この前俺に怒鳴りつけてきたんだよな〜」
「え!?なんで?」
颯ちゃんと祥太がそんな風になること、今まで一度も見たことないのに…
「あいつには、俺の気持ちわかってたみたい…だから俺が気持ち押し殺して、カノジョ作ったのにイラついたんだろうな…」