あたしと3人の王子様*
「ふぅ......ついたー!」
「颯ちゃんごめんね!ありがとう」
「大丈夫大丈夫!それよりクラス見てきたら?」
あ!そうだった!
「祥太、見てこよ?
颯ちゃんありがとね!」
「また帰りにな!」
帰りも颯ちゃんと一緒なのか~
颯ちゃんは1個年上だから、中学最後の1年間は一緒に行けなかった
あたしは遠くなっていく颯ちゃんの背中を見つめていた
颯ちゃんの背中は大きくて
暖かくて安心する
「おい、ボケーっとしてないで早く行くぞ?」
「あ、ごめんごめん」