あたしと3人の王子様*


「じゃー、また明日な♪」

「おう」




俺と遥斗は家をでた




「なぁ、遥斗......」

「あぁ、お前の言いたいことはわかるよ」




遥斗は何もかもわかってるような口調で言った




「祥太さ、昔はよく笑ってたんだ~」




遥斗は人並みにな?って苦笑いしながら言ったんだ




「祥太の母さん、祥太を産んですぐに亡くなったって言っただろ?

祥太があんまり笑わなくなったのは、そのことを知ってからだと思う」

「自分に責任感じてるのか?」




でも、そんなのしょうがねーじゃん




祥太は関係ねーだろ




「祥太はさ、父さん似なんだ......で、颯太くんは母さん似なんだ。

それもあってかな、祥太の父さんって颯太くんのことばっかり構うんだ」




幼なじみの遥斗にもわかるほど違うってことか


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