あたしと3人の王子様*
気づけば時刻は9時になろうとしていた
このまま長居すると電車なくなるころまで、花ちゃんのお母さんが話し続けそうだしな……
「あの、俺…今日はもうこの辺で―――」
「え?もう遅いし、泊まって行ったら?」
え、マジですか?
そのお言葉に甘えて、ぜひ泊まらせていただきたいです!
「お母さん!ヒロくんに迷惑じゃない?」
花ちゃんが首を傾げて言った
「えーっ、ヒロくん…どう?」
俺の目、今すごいキラキラしてると思う
まるで子供が新しいおもちゃを買ってもらった時のように
「ぜひ!」
「本当!? 嬉しいわ~♪
なんだか息子ができたみたーい!」
花ちゃんのお母さんに感謝します!
なんかやばい、ことがうまく運び過ぎてる…