あたしと3人の王子様*



「こんにゃろーっ」




ヒロくんは力いっぱいそれを抜こうとした




すると徐々にそれが出てきた




「ヒロくん、もうちょっと!」




―――スポッ




「うおっ!」




それは最後に勢い良く抜けてしまい、ヒロくんはバランスくずした




ヒロくんがバランスくずした先にいるのは……




そう、あたし♪




「って、キャーっ!」




―――ドテッ


















「いてて……花ちゃん、ごめん…って、大丈夫?」

「だ、だだだいじょうぶ!」




今の体制……




ヒロくんがあたしに覆いかぶさってる




強いて言うなら、押し倒されている




「そんな顔して………説得力ないよ?」




ヒロくんはお得意のニヤけ顔




「み、みないで~っ」




あたしは両手で顔を隠す




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