あたしと3人の王子様*
「だめー♪」
ヒロくんはあたしの手を取り、床に押さえつけた
「花ちゃんのカワイイ顔見えなくなるだろ?」
「なっ……」
「お、更に赤くなった~」
得意げ顔をするヒロくん
「なんでそんなことサラッと言えるの!?」
ヒロくんは少し考えた後こう言った
「好きな子だし、こーゆうの言ってナンボじゃね?
むしろ好きだからこんな言葉が出てくる…みたいな?」
「~~~っ」
だから、そーゆうのもだよ……
なんて思って内心ドキドキしてたのを顔に出さないようにした
「あ!」
ヒロくんはなにか思い出したかのように言った
「俺、まだ花ちゃんからご褒美もらってないなー♪」
はっ!忘れてた!
「ご、ご褒美って……?」
「え…そりゃあもちろん、花ちゃんからの熱ーいチュー?」
ヒロくんは当たり前だろっていう顔をして言った