孤独の壁【詩】
【コーヒー】
なんでこんなに辛いのか。
たった一つ同じことがあって。
なんでこんなに悲しいのか。
泣けない苦しいことがあって。
なんでこんなに虚しいのか。
息が詰まる、呼吸もままならないこの焦燥。
混ぜ合わせた希望と絶望のハーモニーは土色の未来と白色の現実によって吐き気がするほどに甘くて。
冷たいグラスの中で透明な氷が溶けてカランと鳴るたび君ははにかむ。
僕は白と土色の液体の毒々しい甘さに吐きそうになるのを飲み込み、今日も君と生きていく。