一目惚れから始まる恋
初めてジュンと二人…

めっちゃドキドキした

いつも通りに振る舞うのにやっとだったんだ
だけどジュンがはぐれないように俺の服の袖を引っ張るもんだから

ドキドキがジュンに聞こえるような気がしたんだ

俺はそんなジュンに
『ジュン!ほら』
って左手を出した

ジュンは迷うことなく
右手を出してきた
指先だけで繋がる俺たち
『ごめんね…ありがとう』
って上目使いのジュンが言ってきた

俺も照れたように
『はぐれたら心配やし…こっちのが安心やろ』
って言った

どうしてこんなに普通にてを差し出すことができたのか…
もし、ジュンがその手をスルーしたら俺今ごろどうしてた?


『焼きそばに焼き鳥唐揚げにフランクフルト他なんかるか~?』
って隣に歩くジュンに聞いた

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