一目惚れから始まる恋
今年の体育祭総合優勝は…
言うまでもなく赤組
トキが団長の分団…

私はすごく嬉しいのと
なんだか嫌だと思う気持ちの半分半分…
素直におめでとうが言えるといいな…

片付けが始まって…

私は見てしまった…





トキとあの先輩が渡り廊下の突き当たりで向かい合っているとこを…
先輩がなんだか恥ずかしそうで…

きっと告白だ…

思わず…柱の影に隠れてしまった…


少し聞こえる声…


トキ…私辛いの…トキそばにいて…


それはストレートでリアルで

私の心臓が…ドクンとなった…


トキは、
『信じろよ…俺の隣にいたって何もなんねぇよ…俺好きなやついるんだ…気持ちに答えられん…』


トキが
゛信じろよ〟

って言ったとき…すごくすごく胸がキュッってなって苦しくて痛くて

涙が溢れた…


私はその場にいられなくて直ぐに立ち去った…

彼女????いたんだね…

気持ち伝える前に
ふられてしまった…

こんなに苦しくて涙が出るってしらなかった…

初恋は実らないかぁ…
ホントだね…

3年は最後まで片付けがあったから
一足先に家に帰った…

その日はカツの家にいかなかった

泣き張らして…
とても皆に会えるかんじゃなかったから…
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